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2025.2.192025.2.19
企業が電気代を削減するときに知っておきたい「燃料費調整額」のこと

企業が電気代を削減するときに知っておきたい「燃料費調整額」のこと

電気代を削減するなら、電気料金を構成する基本料金や燃料費調整額など、支払いの内訳を把握しておくことが肝心です。特に燃料費調整額は変動制で、電気料金の値上がり分にもろに影響を受けやすいため、この先の値上がりを見越して、対策をしておきましょう。

  • 燃料費調整額とは? 何をどう調整するの?
  • 電力会社によって単価が異なるってホント?
  • 燃料費調整額の変動がコスト削減の妨げに
  • 燃料調整費0円のプランがあるってホント?
  • 今すぐ契約内容を確認して乗り換えの検討を!
  • まとめ

燃料費調整額とは? 何をどう調整するの?

電力供給の約8割を、火力発電によって維持している日本。燃料となる原油やLNG(液化天然ガス)、石炭などの燃料代はここ数年、上がり続けていて、電気料金高騰の一因となっています。ひと言で電気料金といっても、その支払いの内訳は複数に分かれています。

一般的な電気料金プランでは、基本料金+電力量料金があり、さらに①燃料費調整額②容量拠出金③再エネ賦課金の3つが加わる形で請求されています。

出典:資源エネルギー庁「燃料費調整制度について」


この記事のテーマである「燃料費調整額」とは、発電に必要な原油やLNG(液化天然ガス)、石炭など「燃料」の価格変動を電気料金に反映させる国の制度で、1996年1月から導入されました。これらの措置は、燃料価格の高騰など、事業者の経営努力だけでは解決できない問題を迅速に電気料金に反映させると同時に、事業者の経営を安定させるためと認識されています。

燃料費調整額は、化石燃料自体が変動相場によって調達されているため変動が大きく、電気料金全体にも影響を及ぼすことから、コスト削減を考えている企業の担当者が、真っ先に確認・改めないとならない項目といえるのです。

電力会社によって単価が異なるってホント?

燃料費調整額は、各電力会社によって単価が異なります。これは燃料の調達先や調達方法が異なることなどが挙げられます。東京電力など、旧一般電気事業者(大手電力会社)ではホームページなどで過去2年分の燃料費調整単価を一覧にして公開しています。それによると例えば高圧の2024年12月期は1.10円kwhであった単価が、2025年の3月にはほぼ倍の2.40円kwhになる見通しです。こちらは国の補助金による値引き単価が含まれているということですが、もしも補助金制度がなかったらと思うとこの先、どうなるのか心配ですよね。
燃料費調整単価等一覧(東京電力・高圧)

また新電力会社の中には、電気の小売り自由化で基本料金や電力量料金は下げても、燃料費調整額については、大手電力会社とほぼほぼ同じ水準のまま、という会社もあるようです。いざ企業が電気料金の見直しをしようと試みたときに、この燃料費調整額が思わぬ足かせになることもあるようなので、現在契約中のプランの燃料費調整額をきちんとチェックしておきましょう。

燃料費調整額の変動がコスト削減の妨げに

前述した通り、電気料金は使った分だけを支払えばいいのではなく、基本料金に加え、燃料費調整額や容量拠出金、再エネ賦課金といったお金も負担しなければなりません。多くの企業が契約期間中はずっと同じ電気料金単価を支払う、固定型の料金プランを選択しているかもしれませんが、実はしっかり目を凝らして見ると、燃料費調整額の部分は「変動」のため、気づかないうちに電気料金が上がっている!?という事態に陥る場合もあるのです。

実はこの燃料費調整額は大きな落とし穴ともいわれ、コスト削減どころか、全体的な電気料金を上げてしまう隠れ要因ともいわれているので、電気料金のコスト削減を考えたときに、今契約しているプランの内容についても、十分に調べておく必要性があります。

燃料調整費0円のプランがあるってホント?

実は電気料金のプランには、固定型プランでもこの燃料費調整額が変動制のために電気料金が月によって大幅に変動する場合があります。せっかく固定型のプランを選択したつもりでも燃料費調整額が変動性のため、コスト削減の試算がきちんとできないなどの支障が出てくるかもしれません。一方で電力会社のプランでは、燃料調整費がコミになっている「完全固定単価プラン」もあります。変動の激しい燃料費調整額がなくなれば、毎月の電気料金がわかりやすくなって、コスト削減の見通しが立てやすいでしょう。

今すぐ契約内容を確認して乗り換えの検討を!

電気料金の見直しをする場合は、この燃料費調整額があるかどうか、確認してみてください。旧一般電気事業者である大手電力会社と契約をしている場合は、燃料費調整額がしっかり載せられたプランでしょう。安定したコスト削減のためには、変動制の燃料調整費が一切かからないエネブリッジの「完全固定単価プラン」がおすすめです。

出典:Q.ENEST エネブリッジ「完全固定単価プラン」

エネブリッジの完全固定型プラン

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まとめ

ここまで企業が電気料金を削減する際に知っておきたい「燃料費調整額」について簡単にお伝えしました。今、契約中の電気料金プランにこの燃料費調整額が見られる場合は、スッキリとなくして「燃料費調整費0円」エネブリッジの「完全固定単価プラン」に乗り換えることをおすすめします。たとえこの先、政府の補助金が続いたとしても、燃料費調整費0円は料金の変動がなく経費削減がスムーズにできます。一年先、二年先を見越して変えるなら今!です。




  • #燃料費調整額
  • #完全固定単価プラン
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